さて南極に行くとなったら、ツアー探しです。最近では海外旅行でもツアーではなくて往復の飛行機チケットのみで現地では自由に行動する自由旅行が普及してきましたが南極に関してはそうはいきません。南極にもっとも近いアルゼンチンまでは自己手配で移動できたとしても、最後の最後南極までの交通手段は専用ツアーしかないのです。なかにはスケジュールの都合や費用を抑えるために、アルゼンチンまでの移動は自己手配で済ましてしまう人も居るようですが、我々は日本からの移動まで全てツアーにすることにしました。なんせわたしは海外旅行初めてですし、妻のみかんもそれほど海外慣れしまくっているというわけでもありませんし。
という事で南極ツアー探しを始めるのですが、ハワイやグアムほどツアーの数が無いのは当たり前。そもそも旅行代理店などに行っても南極ツアーなど取り扱っていなかったりします。ツアー探しはもっぱら妻のみかんにまかせっきりだったためわたしはよく知らないのですが、かなり苦労して探したみたいです。去年までツアーを実施していた会社が今年は中止していたりとか。やはり南極ツアーはなかなか参加者が少なくて旅行会社としても難しいツアーのようです。
そんななか、なんとかみかんがツアーを見つけてきてくれました。最終的に候補として残ったのは二つのツアーなのですが、その最大の違いはツアーに使用される船の大きさ。大きいほうと小さいほうがあるわけですが、それぞれのメリットデメリットは、
大きい船のメリット…船がゆれない。船の設備がよい。
大きい船のデメリット…南極での1回の上陸人数は決まっているため、乗客数が多いと必然的に一人当りの上陸回数が減ってしまう。
小さな船のメリット、デメリット…全て大きな船の反対
ここで我々夫婦は、迷わず小さい船のほうを選んだのでした(^^)。だってどうせ行くなら船の上から眺めているよりもいっぱい上陸出来たほうがうれしいですから。
こうしてようやく決まったツアーは、朝日海外企画という聞いたこともない(失礼)旅行会社のものでした。しかし、よくよく調べてみると聞いたこともないのも無理は無い。朝日海外企画は僻地のツアーばかりを実施している変わった旅行会社だったからです。実際、今回のツアーの添乗員のこばやしさんの一つ前の仕事はツアー全体に戦争保険を掛けてのウズベキスタンツアーだったりしますから、半端ではありません。というか、ウズベキスタンツアーが成立すること自体が凄い。
そしてツアーの期間は12月26日から翌年の1月11日のものを選択しました。年越しをちょうど南極で過ごすわけですが、この年は2000年でしたから、21世紀を我々は南極で迎える事になるわけで、これはこれでちょっとわくわくしますね。南極は当たり前ですが南半球にあるわけで季節は日本と反対です。冬の南極は黒夜で日がまったく昇りませんし連日吹雪が吹き荒れているそうですからまったく観光には向きません。南極が観光シーズンになるのは真夏を迎えるほんの一時期だけだそうです。しかし、これは年末年始の休みをはさみますから会社を休む期間が少なくて済むので好都合です。ツアー自体は3月くらいまで実施されるようですが、こちらだと休みが取れないので参加は難しいですね。
最後にツアーの費用。我々はせっかく新婚旅行だからという事でもっとも高いスイートルームで参加したのでツアー費用ももっとも高い一人あたり114万円もしました(笑)。いやぁ、今時ハワイなんて3万円くらいでも行けたりするのになかなかやってくれます。もっとも期間と行程を考えればこれだけ掛かってもある程度仕方が無いとは思います。安く上げるには部屋のグレードを下げればいいのですが、それでも一人あたり80万円くらいはします。後で分かることですが、我々も無理して高い部屋にすることはなかったのですが、この時点ではそんなことはわかりません。とにかく今時にしては珍しい散財(笑)をしての旅行となりました。