"マネーゲーム"とはかつてバブル華やかなりし頃に流行った言葉です。それまで株などの投資に無関心だった人までマネーゲームに群がっていました。が、ここではそんな派手な投資/投機ではなく、わたしの個人的な資産運用(という程の額ではないが(^^))について公開レポートしています。
[2004年05月23日(日)]
最初に書いておきますが、貯金がほとんど無い人や、浪費体質で貯金がなかなか出来ない人にとっては意味のある保険ではあると思います。また、若年者が貯金が貯まるまでのごく短期間に加入するのもいい方法だと思います。しかし、それ以外のある程度の貯金を持っている人にとっては、医療保険はほとんど意味を為さないと思います。
単独の医療保険の他に生命保険の特約としての医療保険もありますが、ここでは両方をまとめて扱います。そもそも、どちらも大して内容に違いがありませんし。
さて私が無駄と切って捨てる医療保険ですが、その内容は月数千円の保険料負担で、入院や手術といった事態になった時に補填が行われるというものです。多いのは1回の手術で数十万円。入院は1日につき5千円から1万円程度の補填というものですね。
さて、これのどこが無駄か。例えば手術をして一ヶ月入院する事になったとすると、補填される総額は50万円から80万円程度でしょうか。確かに安い金額ではありませんが、この程度の金額であれば貯金として持っている人も多いでしょう。貯金が無いなら保険に入るのも方法ですが、貯金があるのなら保険で補填してもらう必要はありません。
保険料が受けられる補填に比べて格安であるならば、それでもまだ意味はあるかもしれません。しかし、保険料は月数千円程度です。30年も入れば、払った保険料は補填額に匹敵するでしょう。これはどういう事かというと、人間何十年も生きていれば病気や入院は一度や二度はするという事です。つまり、保険の原則である低い損害発生率というのが医療保険では成り立っていません。これなら単なる貯金です。それでいて、幸運にも病気や怪我をしなかった人にとっては保険料の払い損になるわけです。貯金なら、まるまるそのお金は手元に残るのに。
また、不思議なのは最近の医療保険では入院時の補填がどんどん短期間になっている事です。大抵は1泊2日の短期入院から補填が受ける事が出来るようになっています。1泊でも4日分の補填が受けられるのが一般的ですから、補填額は2万円から4万円ですよね。ただでもらえるなら嬉しい金額ですが、その原資は自分が払った保険料です。また、個人で受けきれないリスクを補填するという意味からすれば、2万円の損害で破綻する家計は、その家計自体をとっとと見直した方がいいでしょう。また、補填を受けるための手続きも別途必要ですし、診断書だって必要です(もちろん診断書料は有料)。この短期入院時の保証は、おそらくはせっかく医療保険に入っても短期入院では補填を受けられないのはなんだか損だ、という事で生まれた商品でしょう。しかし、これはそもそもの保険の意味を取り違えているんじゃないかと思います。
医療保険で言うならば、逆に30日以上など長期入院でなければ補填がないような保険があるなら、私は掛けたいですね。そうした長期入院は損害発生率が低いですから保険料は割安に出来ますし、もし起こった場合のリスクは比較的大きいですから。