マネーゲーム

"マネーゲーム"とはかつてバブル華やかなりし頃に流行った言葉です。それまで株などの投資に無関心だった人までマネーゲームに群がっていました。が、ここではそんな派手な投資/投機ではなく、わたしの個人的な資産運用(という程の額ではないが(^^))について公開レポートしています。

保険:お得な保険

[2004年05月23日(日)]

お得な保険がないか、というのがよく話題になりますね。私の考え方ですが、基本的に得な保険というのは無いと思ってます。無事故ならボーナスが出たりとか、病気になって以降は保険料を支払わなくていい保険なんてのがあって、一見お得なようにも見えますが、実はその分保険料が上乗せされているだけですから、お得でも何でもありません。保険会社は慈善事業ではありませんので、保険会社がお金を払ってくれるわけではありません。自分達が払った保険料が形を変えて戻ってくるだけです。その基本を考えると、お得な保険などありえない事が分かると思います。

似たような内容の保険で大きく保険料が違うケースがあるかと思いますが、それは細かな条件に違いがあるはずです。小さな文字で但し書きで書かれている条件ですが、実は保険商品として大きく違いが出るという場合も少なくありません。単純に主保険と保険料だけで比較するのは危険だと思います。

とはいえ、多少は得な保険というのも考えられなくはありません。その一つは運営経費が安い事。もう一つは運用利回りが高い事です。運営経費が安いと、その分保険料を安くする事が出来ますから、お得になりますね。また、生命保険など長期に掛ける保険では、その期間中保険会社は預かっている保険金を運用して増やします。この運用の利回りが高いと、その分保険料が安く出来ますから、お得になります。バブル期の保険では予定利率が高い為、そのまま持っているのがお得ですよという話は、ここから来ています。

また、お得な保険の掛け方というのもある事はあります。それは、自分が取りうる損害発生率を出来るだけ細かく設定する事です。保険料は損害発生率に比例しますから、損害発生率が低いほど保険料も安くなります。最近はリスク細分型と言って、喫煙や肥満などのリスクを分けて保険料が設定される保険があります。この場合、非喫煙者の方は、より損害発生率の高い喫煙者と同じグループに入ると、本来自分が持っている損害発生率より高い確率であると見なされますから、余分な保険料を払う事になります。非喫煙者グループに入れば、自分がもっている低い損害発生率に応じた保険料で済みます。

一方、損な掛け方というか解約の仕方というのもあります。それは、平準保険料方式の保険を途中で解約する事です。平準保険料方式では、先の高い損害発生率を手前に持ってきてならしているわけですから、単純に言って期間の半分はその時点の損害発生率より高い保険料を払っています。その後の、損害発生率より低い保険料で済む期間を経ずに解約するという事は、保険料を余分に払った事になるわけです。途中解約では解約払戻金が出る保険もありますから、絶対的に損とは言い切れませんけれど、少なくとも得はしませんね。

得はしないかもしれないけど、損をしない掛け方として、潰れない保険会社を選ぶという点もあります。当たり前の事ですけれど。ただ、将来絶対潰れない保険会社なんて分かりませんから、ソルベンシーマージンや格付けなどを見て自分で判断するしかないでしょう。外資系の場合は日本市場から撤退したり、国内生保でも他社との合併などの可能性がありますから、これらの指標だけでも判断しきれなかったりします。どうしてもこうしたリスクを回避したかったら、複数の保険を分散して掛けるという方法もあると思います。

保険の基本は、あくまでも困った時に助けてもらうものです。利益を得る為のものではないと思います。