マンション談義

我が家では2001年12月に分譲マンションを購入しました。マンションを買うにあたって調べたり考えた事、また実際に住んでみて思う事をまとめてみました。

マンションメモ:マンションは100年もつのか

[2007年04月30日(月)]

マンションに限りませんが、日本の住宅の平均寿命は30年程度で非常に短いそうです。欧米では数十年から100年以上も持つそうですので、その差は大きいです。

ただ、日本の建築も昔から寿命が短かったわけではありません。住宅ではありませんが世界最古の木造建築である法隆寺は日本にありますし、最近ではだいぶ減ったとは言え築100年を越える古民家はかなりあります。都心でも明治、大正といった時期に建てられた建築が今でも残っているものも多いです。

最近読んだ「地震とマンション」という本によりますと、現在の日本の建築物の平均寿命が短いのには日本の特殊事情があったそうです。それは太平洋戦争と戦後の復興期。とにかく物資の無いこの時期には特例的に建築基準が大幅に緩和され、いわば安普請の建物が大量に建てられたそうです。その緩められた建築基準は比較的最近まで残されてしまったため、この間に建てられた建物は耐久性がかなり劣るそうです。そういった建物が寿命が尽きて解体されるため、現時点で統計を取ると平均寿命はかなり短くなってしまうわけです。

旧建築基準はともかく、現在の建築基準はかなり厳しくなっています。また、マンションデベロッパの中には100年持つコンクリートを売りにしているところもありますね。では、今後日本の建築物の平均寿命は伸びていくのでしょうか。多少は伸びるでしょうが、100年までには伸びないんじゃないかなぁと個人的には思います。それは、建築の寿命には構造的な寿命と経済的な寿命があるからです。

構造的な寿命は鉄筋コンクリートの寿命にほぼ等しいです。こちらは法制度と技術の進歩によって100年を越えることもできるでしょう。

経済的な寿命とは、経済的な価値を保っている期間のことです。住宅で言えば、その住戸を買ったり借りたりする人がいるかどうかですね。この寿命はかなり短いのではないかと思います。それは、時代の変化によって人々の求めるものが変わるからです。もちろん、内装や設備についてはリフォームで最新のものに取り替えることもできます。でも、例えば床面積といった構造的な仕様は変えようがありません。かつて憧れだったという団地族。その2DKに今でも住んでいる人は居ますが、憧れる人は少ないと思います。

環境問題とか経済的な問題とかを考えると、建物の寿命は短いよりは長いほうがいいと思います。が、実際にはなかなか難しいのではないだろうか。例えば自分が住んでいるマンションも含めて、最近建築されたマンションが100年後も経済的な価値を保っているかというと、正直そうは思えません。構造的な寿命の問題は解決出来ているとして、では経済的な寿命の問題をどうやって解決していくか、考えるべきなのかもしれません。

マンションメモ:子連れでマンション選び

[2007年04月30日(月)]

マンションを含めた住宅の購入者層の主力は20代30代の若い夫婦と、50代60代の中年夫婦だそうです。若い夫婦は結婚及び出産、中年夫婦は子育て終了というそれぞれライフスタイルの大きな変化があり、それに合わせて住まいも変更するわけですね。実際、我が家の場合も前者のパターンです。

若い夫婦の場合、更に子供が生まれる前に購入するパターンと子供が生まれてから購入するパターンに大別されます。我が家の場合は子供が生まれる前だったんですが、子供が生まれてからもしくは生まれるから購入するという人もかなり多いと思われます。実際、身の回りでもそういうパターンはよく見聞きしますし。ですが、これって実際やってみるとかなり大変なのではないかと思います。

我が家の場合、既にマンションを買ってしまっているので当分買い換える予定はないのですが、後学(?)のために近所のモデルルームに時々見学に行ってます。モデルルーム見るのって面白いですしね。購入時には子供が居ませんでしたが、今は居ますので当然モデルルームにも連れて行きます。子連れで来る客が多いわけですから、当然モデルルーム側もキッズスペースを設けるなどしているわけですが、それで万全というわけではない。子供がおとなしくキッズスペースに居つづけてくれればいいですが、そうでない場合も多々あります。また、モデルルームを数多く見るためには1日に2件3件と回りたいのですが、子供が居ると事実上不可能です。

子供が居る場合の難しい点はまだあります。家に帰ってから資料を検討したり調べものをしたり相談したりと、マンション購入には膨大な時間が掛かります。が、育児をしながらだとそうしたことに時間を割く余裕が十分にありません。

これらのことを考えると、子連れでマンションを選ぶのって相当な長期化を覚悟するか、どこかで割り切って勢いで買ってしまうかしなければならないのかなぁと想像しました。って、別に子連れでマンションを買うのが悪いと批判しているわけではないのです。ただ、大変そうだなぁと思うわけです。

そうなると子供が居ないうちにマンションを選ぶと、それだけでかなり効率を良くすることが出来る可能性があります。ただ、その場合も落とし穴があるというか、子供が居ないとマンション選びにおいて育児環境をどうしても重視できない可能性があります。実際、子供が居ないわけですから、リアルに考えにくいですよね。結果、子供が生まれてからその住環境では育児に適してないとなり、再度の引越しとなる可能性もなくはありません。

また、子供は授かりものですから、いくら望んでも結果的に出来なかったということも十分に考えられます。育児環境を考えて他の条件を諦めたとして、最終的に子供が出来なかったとしたら、もったいないことになります。

これらを総合しますと、若夫婦における理想のマンション購入段取りは、まず子供が生まれる前にモデルルームを数多く見学して目を肥やしマンションに関する勉強も行っておく。そして、子供が生まれるもしくは子供を完全に諦めた段階で、購入する。ということになるのでしょうか。そんなうまく出来れば誰も苦労しないんですけどね。


というようなことを、モデルルームからの帰路、疲れて寝てしまった子供を抱っこしながら考えていました。

マンションメモ:東京ミニマンションバブル

[2007年04月30日(月)]

バブル崩壊以降、下がる一方だった地価が下げ止まり一部では上昇に転じているそうです。それに合わせてマンションの価格も上昇してきているようです。一応東京23区内である我が家の近所のマンションでも、新築・中古共に価格が上がってきています。時にはうちのマンション内の住戸が中古で売りに出されることもありますが、その価格は分譲時並か場合によっては少し高くなっていたりもします。4年前には200万円安であまり下がってないなと喜んでいたんですが、それどころではありません。

自分の住んでいるマンションの中古価格が上がっているというのは正直嬉しい部分もあるんですが、別に売る予定があるわけじゃないので、現時点で別にどうこういうことはありません。単なる気持ちの問題です。ただ、それだけではどうも済まされなさそうな経験を、最近とあるマンションのモデルルームでしました。

そのマンションは立地とか床面積とかいろいろ条件は違いがあるものの、価格がうちのマンションの2倍以上もします。全プラン中、最高価格はなんと1億円。こんなマンション、普通のサラリーマンでは到底買えないと思うんですが、販売員は超強気で「東京のマンション価格はまだまだ上がります。今買っておかないと二度と都内では買えません。」ときたもんだ。

いやまてその台詞、どこかで聞いたことがあるぞ。って脳内を検索するまでもありません。バブル経済の頃に散々言われていた台詞です。私は当時はまだ学生だったんで自分で直接聞いたわけではありませんが、それでもニュースなどでいくらでも耳にしています。一方、20代と思わしき販売員の方は当時小学生ですから、多分バブル経済を知識としては知っていても歴史の中の出来事という感じで、リアルな感覚としてはわからないんでしょうか。私の場合もオイルショックがそうですから。トイレットペーパーを買占めなんて笑い話にしか思えません。

ということで、私は今の東京のマンション市場をバブルだと思います。と言っても、かつてのバブルほどの規模にはならないと思いますので、ミニバブルといったところでしょうか。もちろん単なる素人の私が少数の事例だけを元にバブルだなんて言ったところで信憑性ゼロなんですけれど。