BOOKOFFの100円棚で思い向くままに手にとった本を乱読した読書記録。ただし読書量は少なめ。
[2007年05月01日(火)]
前書きがかなり挑発的に保育園の非常識を訴えていたのでそういう本かと思ったらさにあらず。中身はごく普通の(というと語弊があるが)育児体験記であった。
自分自身に子供が生まれるにあたって出産育児に関する本は何冊か読みました。中には当然育児体験記も含まれます。有名な「わた繁」も3巻までですが読みました。そのなかで感じたんですが、体験記は数多く読んでも仕方が無いな、と。いや、もちろん読み物として楽しく読むのは別に構わないんです。私の場合、育児に関する勉強として読んでいるんだけど、体験記だとどうしてもテキスト量から読み取れるノウハウの比率が少なくなってしまうんです。そりゃ当たり前ですよね。特定の家庭に起こった出来事を一般化して自分の家庭に当てはめられることはそんなに多くあるはずが無い。なので、体験記は1冊か2冊くらい読めばとりあえずいいかなと思うようになりました。そういう意味で、幼児期の体験記はまだ読んだことがなかったので、本書を読めてよかった。
体験記なんでそれぞれのエピソードを楽しく読んでいればいいんだけど、なかでもふーんと思ったのは謝恩会について。何年間も挨拶程度しかしなかった間柄なのに、今日で基本的にさようならになる謝恩会で一気に打ち解けて「もっと早くこんな機会があればよかったのに」というらしい。それがほんとなら、もっと早くに親睦会があるといいね。でも、そうすると意外と親睦会は盛り上がらなかったりするから、人間って不思議なんだけど。
[2007年05月08日(火)]
ツアーコンダクターが書く、海外旅行のコツ?集。正直、あんまり期待してなかったんだけど、その通りの内容でした。別に旅の達人と言うわけではない私でもたいていの内容はどっかで聞きかじったような話だし。全く海外旅行したことない人には参考になるかもしれないけど、多少の経験がある人なら同じような感想を抱くんじゃないだろうか。
唯一、へーと感心したのは、オーバーブッキングで上級クラスの席に案内されるとき、身なりのいい人から行われるということ。それはそうなんかもと思うけど、そんな万一の機会に備えて身なりを整えるのもめんどい話だし。
[2007年05月08日(火)]
リサイクルを中心にして廃棄物問題の現状について解説した本。現状と言っても出版されたのは1993年。ずっと昔の話やんと笑い飛ばせればいいんだけど、実際にはそんなことは全然無く。本書で指摘されている事項はそのほとんどが現代でもそのまま問題としてあてはまってしまう。本書から現在までの間にリサイクルに関する法制度はいくつか整備されはしたが、根本的な問題が解決しているとは到底言えない。14年も前から分かっている人にはとっくに分かっている問題が、なかなか解決出来ないというのは、それが社会の仕組みとはいえ、歯がゆいものがある。
本書で指摘されているなかでなるほどと感心したのは、
・生産する企業が廃棄コストを負担しないので生産を抑制するインセンティブが働かない。方法としては生産に環境税などを課せばいいのだろうが、その導入は果てしなく難しいだろう。
・リサイクルすることによって消費者にも消費に対する免罪意識が発生し、消費を抑制しなくなる。
・ボランタリーな回収活動により、むしろ回収業者が被害を受けている。結果、廃品回収システムが崩壊している。
などがあった。
ところで一つ疑問が残った。本書でも書かれていたし、1990年代には盛んに言われていた事に「最終処分場があと数年でいっぱいになる」という話があった。報道番組ではゴミを満載した輸送船が引受先が無くて海をさまようというショッキングな映像を流して問題をあおっていた。その数年の期限はとっくにすぎて2007年を迎えているわけだが、今に至るまで処分場が無くなってしまったという話は聞かない。結局どうなったんだろうか。リサイクル活動や分別収集により、処分場が延命できたんだろうか。新たな処分策が講じられるようになったのだろうか。
[2007年05月14日(月)]
私は喫煙習慣がないので当然に禁煙にも縁があるわけではありません。だから、この本を手に取ったのは禁煙のためじゃなくて、禁煙する人はどういう風にするんだろうと思ったから。で、内容だけど、これがかなり面白かった。
禁煙マラソンはメーリングリストを主体にした禁煙サークルなんだけど、筆者が参加した初回は本当にメーリングリストだけで禁煙を行っている。つまり、意思の力だけですな。喫煙習慣は心理的要因と生理的要因の両方があるんだけど、今は禁煙パッチがあるので生理的要因はかなり容易に押さえることができるらしい。なのに初回はそれがなく、心理的要因も生理的要因も両方意思の力だけで押さえているのが、正直すごい。
メーリングリストの抜粋が載っているんだけど、正直言って大の大人が書く文章かと思うくらい情けないこともたくさんあるんだけど、それも実際のところ本音なんでしょうな。生理的要因までも意思の力だけで押さえつける訳だから、当然苦労も並大抵ではないわけだし。それを可能にしたのがメーリングリストでつながった仲間意識というのは美談ではあるし効果もあったんだろうね。もちろん脱落した人もいるしROMだった人もいるだろうから、万能ではないだろうけれど。
禁煙に限らず、意思の力で何かを克服するということ。それを助けるためのコミュニティの力という意味で読んでて参考になった。
[2007年05月28日(月)]
21世紀を迎えたスキーを取り巻く状況を概観して解説した本。読んでて単純にスキーに行きたくなる。行きたい、行きたい、滑りたーい。
本書にも書いてあるけど、ほんとにスキーを含むゲレンデ遊びをするにはいい時代になったもんだと思う。私が初めてスキーをしたのは高校の修学旅行で栂池高原に行った1987年のこと。翌シーズンに「私をスキーに連れてって」が公開されスキーブームとなり、週末にはターミナル駅はスキーバッグをゴロゴロ引っ張った人でごった返し、それらの人はスキーバスでゲレンデに吸い込まれて行く。着いた先のゲレンデではリフト待ち30分滑るの5分という混雑具合。そんな狂乱のスキーブームを一応経験した者としては、ほんと今のスキーを取り巻く状況は幸せの一語に尽きる。ここ数シーズンは忙しかったりで満足に滑れてない私ですが、来シーズンはちゃんと滑りに行くぞと心に誓うのであった。